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糖尿病かな?と思ったら、まずは検査を受けましょう
健康診断で糖代謝や尿蛋白といった数値に異常があった方や、糖尿病と診断されて治療を受けたい方、または次のような自覚症状がある方は、まず糖尿病の検査を受けましょう。
- 多飲多尿
- のどの渇き
- 手足のしびれ
- こむらがえり
- たくさん食べても痩せてしまう
- 疲れやすい など
糖尿病の検査
糖尿病の検査は大きく血液検査と尿検査の2種類があります。
血液検査
血糖値検査
血糖値検査では、採血した血液中のブドウ糖(血糖)の濃度を測定します。空腹時と食後2時間後の血糖値を測定することで、血糖値を調整するホルモンであるインスリンが正常に機能しているかを確認することができます。
正常な血糖値は、空腹時の場合には100mg/dL未満とされており、食後の血糖値は140mg/dL未満とされています。一方、糖尿病の場合には、空腹時の血糖値が126mg/dL以上、食後の血糖値は200mg/dL以上になります。
HbA1c検査
HbA1c検査は、赤血球中のヘモグロビン(Hb)に結合している血糖の割合を測定する検査です。簡単かつ正確な結果が出るうえ、過去1〜2ヶ月間の平均血糖値が反映されるので、糖尿病の診断や治療成績の評価に必要不可欠な検査と言えます。
健康な方の場合は、正常に血糖がエネルギーとして使われているため、HbA1cの割合は比較的低くなります。一方で、糖尿病にかかると高血糖のためにHbA1cの割合が増加します。HbA1cの基準値は以下のとおりです。
- 正常範囲:HbA1c <7%
- 糖尿病予備群:HbA1c 5.7%〜4%
- 糖尿病:HbA1c ≧6.5%
尿検査
尿検査では主に尿中の蛋白質の量を測定します。尿中に蛋白質が多量に含まれている場合、糖尿病の合併症である腎症の可能性があります。正常な人の尿中にはごくわずかな蛋白質しか含まれていません。そのため尿検査で高い蛋白質値が見つかる場合は、適切な治療を受ける必要があります。
糖尿病の検査は専門のクリニックへ
糖尿病の検査は健康診断や人間ドックに含まれている場合もありますが、すべての数値を測定していない場合があるため、基本的には糖尿病内科のある専門のクリニックの受診をおすすめします。
東大阪市・瓢箪山駅にある横内内科 循環器・糖尿病内科では、こまめに検査を実施するために、HbA1c検査を院内で測定できるようにしています。また注射が苦手な方や、採血が難しい方のために、指先の血液でも検査ができる設備も導入しています。
糖尿病は初期の段階では自覚症状がありませんが、重症化すれば日々の生活に重大な悪影響を及ぼす病気です。重症化を防ぐための鍵は早期発見・早期治療です。少しでも糖尿病への不安がある方は、まず検査を受けることをおすすめします。